専門家のアドバイスcolumn

高齢者 今後の生活

高齢者 今後の生活

 子育てのときはよかったが、子供も世帯を持ち別居、長年連れ添った伴侶にも旅立たれ今は独り暮らし。
このような場合に、街から遠く離れたところや、大きなお家にお住まいでしたら、高齢になるにつれ負担に。
今後の為に住み替えを考えたいとお考えの方もおられると思います。
ここでは、そのような境遇の高齢者における、子供夫婦と同居すること以外の住み替えについて不動産視点から考えてみます。
住み替えの代表的パターンとしては、

  • ①生活利便性の良いエリアで、手頃な広さのマンション・アパート等に賃貸入居
  • ②生活利便性の良いエリアで、手頃な広さのマンションを購入して入居
  • ③有料老人ホームに入居

といったところがあげられると思います。

マンション・アパート等に賃貸入居

 お買物施設、病院、交通機関等において利便性のあるエリアで、手頃な広さ、経済的に可能な家賃でのマンションやアパートがうまく見つかれば、今住んでいるお家を売却や賃貸活用等して、生活の負担を軽くすることが出来るのではないでしょうか。但し、高齢者の単身入居となると賃貸借に関して次のようなハードルがあるのも現実です。

  • 高齢者の単身入居を受け付けてくれない物件がある
  • 保証人必須が条件の物件が多い
  • 賃料の割安な物件はエレベーターが無い2階部分以上の物件が多く、高齢者には肉体的に不向きな物件が多い

マンションを購入して入居

 購入の場合、賃貸とは違って高齢者受付拒否や保証人必須とかいう条件があるわけではないので、希望にかなうマンションさえあれば、住み替えをすることが可能です。注意点としては、今まで住み慣れた一戸建てとは違って、マンションの場合、複数の人たちが一棟建物の中に住み、それぞれ各お部屋を専用使用するというスタイルであることから、そのマンションにおけるルール(管理規約、使用細則等)が定められていますので、そのルールをよく把握することが大事です。せっかく自分に合うマンションを購入できたのに、マンション管理規約等に違反するような行動をして、マンション内の人たちと折り合いが悪くなったりすることのないように注意したいですね。

有料老人ホームに入居

 有料老人ホームと一口に言っても、入居する人の状況・ニーズ等によって、「介護付き有料老人ホーム」「住宅型有料老人ホーム」他いくつかの種類があり、サービス内容等によって料金設定もさまざまです。
高額なものになれば、まるでホテルのようにさえ感じてしまうほどのものもあります。
食事・介護・家事支援・健康管理等も受けられることより、高齢者が独りで安心して生活していくには便利な施設と言えます。有料老人ホームに入居するにあたって、その契約スタイルは賃貸借契約タイプから権利購入タイプまでありますので、よく考えて自分の状況に合ったところを選びたいものです。

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